新幹線のトリセツをご利用いただきありがとうございます。
今回は、新幹線の切符をクレジット決済後に払い戻しする方法と注意点を詳しく解説したいと思います。
切符を現金で購入した場合に払い戻しを受ける時と、クレジットカードで購入した場合では、払い戻しの方法や注意点が若干異なります。
ちなみに、切符を現金で購入した場合の払い戻しについては、下記の記事を参考にしてください。
そこで、今回はクレジットカードで切符を購入した場合の払い戻し方法と、注意点、そしてよくある質問を紹介していきたいと思います。
それでは、まずは払い戻しの方法を見ていきましょう。
クレジット決済した場合の切符の払い戻し方法
新幹線の切符をクレジットカード決済した場合の払い戻し方法は下記になります。
■払い戻しの手順
- JRの駅窓口に行く
- 駅員に払い戻しをしたいことを伝える
- 払い戻しのサインをして完了
現金で購入した時と異なるのが、払い戻しの時にサインをする点です。
それでは、順番に解説していきますね。
JRの駅窓口に行く
まず、JRの駅窓口に行きます。
JRの駅窓口で購入した切符は、使用前かつ有効期間内であれば、全国のJRの駅窓口で払い戻しが可能です。
以前は、別会社で購入した切符についてはキャンセルのみ可能で、払い戻しはできませんでした。
ですが、2013(平成25)年4月以降は、例えばJR東日本の駅窓口でクレジット購入した切符を、JR西日本の駅窓口で払い戻してもらうことも可能になりました。
ただし、窓口のない駅では、当然ながら手続きはできませんのでご注意ください。
駅員に払い戻しをしたいことを伝える
続いて、駅員さんに払い戻しをしたいことを伝えましょう。
払い戻しをしたい切符を見せます。
この時に、切符を購入したクレジットカードを忘れずに持参してください。
クレジットカードを持参し忘れた時
万一、クレジットカードを忘れた場合は、とりあえずキャンセルの手続きだけを駅窓口で済ませてください。
払い戻しの手続きは、1年以内に行えば大丈夫です。
ですから、キャンセルの手続きを行い、後日カードを持参し、改めて駅窓口を訪れましょう。
払い戻しのサインをして完了
駅員さんから、払い戻しのサインを求められるので、署名欄に払い戻しのサインをしてください。
これで払い戻しの手続きは完了です。
払い戻し手数料は、クレジットカードで支払うので現金を用意する必要ありません。
ですが、逆に現金で払い戻しを受けることもできません。
払い戻しの手続きを行う時には、まず購入金額を全額クレジットカード会社に戻します。
それから、新たに払い戻し手数料分を決済するという流れになります。
購入金額から手数料を差し引いた金額が、カードの引き落とし日に口座へと振り込まれます。
ちなみに、これらは払い戻しの手続きをすれば、自動で行われますので安心してください。
払い戻しの手数料に関しては、下記の表を参考にしてください。
座席 | 乗車券払戻手数料 | 特急券払戻手数料 | 合計 |
---|---|---|---|
普通車自由席 | 220円 | 220円 | 440円 |
普通車指定的 グリーン車 (2日前まで) | 220円 | 330円 | 550円 |
普通車指定的 グリーン車 (前日から乗車まで) | 220円 | 30% (最低330円) | 220円 +特急券の30% |
続いて、クレジットカード決済をした場合の払い戻しの注意点を見ていきましょう。
払い戻しをする時の注意点
クレジットカードで決済した切符を払い戻しをする時の注意点は2つあります。
順番に解説しますね。
払い戻しの有効期限
払い戻しには有効期限があります。
切符の払い戻しの期限は、自由席特急券と乗車券と、指定席特急券(グリーン車・グランクラスも含む)で異なります。
自由席特急券と乗車券:使用開始前で有効期限内
指定席特急券 :出発時刻まで
自由席特急券と乗車券は「使用開始前で有効期限内」です。
一方、指定席特急券(グリーン車・グランクラスも含む)は「出発時刻まで」です。
ちなみに、特急券と乗車券が一体となった「一葉券」の場合は、指定席特急券と同じです。
払い戻しができない場合がある
有効期限を過ぎると、払い戻しはできなくなります。
どのような理由でも払い戻しはできませんので、注意してください。
ですから、少なくともキャンセルの手続きだけは、期限内に済ませておきましょう。
手続き後の払い戻しの期限は1年以内と長いです。
ただし、クレジットカードそのものの期限が先に失効してしまうと対処できなくなるので、注意が必要です。
最後に、クレジットカード決済で購入した切符の払い戻しについて、よくある質問を紹介します。
クレジットカード決済後の払い戻しに関するQ&A
クレジットカード決済の払い戻しに関して、よくある質問と答えをお伝えしたいと思います。
こちらをご覧ください。
- 旅行会社でクレジット決済した切符の払い戻しは?
- 払い戻しの手続きは代理でも可能?
それではひとつずつ見ていきましょう。
旅行会社でクレジット決済した切符の払い戻しは?
旅行会社で切符のクレジット購入をした場合は、原則として購入した店舗で払い戻しを受けることになります。
先にJRの駅窓口で、切符に取消証明の印を押してもらいましょう。
それを1年以内に店舗へ持参すれば、手続きを行うことができます。
なお、旅行会社によっては駅窓口での払い戻しを認めている場合もあるので、駅に出向いた際に確認してください。
払い戻しの手続きは代理でも可能?
クレジットカード決済の場合、代理での払い戻し手続きはできません。
理由は、払い戻しのサインをする時に、本人の署名でなければならないからです。