新幹線の繁忙期とは?料金・時期・予約するコツなど分かりやすく解説

新幹線のトリセツをご利用いただきありがとうございます。

今回は、新幹線の繁忙期についてのお話です。

  • 新幹線の繁忙期って何のこと?
  • 繁忙期の料金はいくら?
  • 繁忙期の時期はいつ?
  • 繁忙期に新幹線に乗る時の注意点は?
  • 繁忙期に予約する時のコツはある?

などなど、新幹線の繁忙期に関する問い合わせをいただきます。

特に、繁忙期の料金と時期についての問い合わせが多いですね。

そこで、繁忙期についての基礎知識や、よくある質問に答えていきたいと思います。

新幹線の繁忙期とは?

新幹線の指定席特急券は、繁忙期、通常期、閑散期の3種類に料金が設定されています。

新幹線の繁忙期とは、新幹線を利用するお客さんが多く、特に混雑する時期のことです。

繁忙期は、新幹線の予約も取りづらく、乗車率が100%を超えることもあります。

新幹線の場合、特に、春休み、ゴールデンウィーク、夏休み、冬休み、年末年始と考えてOKでしょう。

一方で、新幹線の閑散期とは、新幹線を利用するお客さんが少なく、比較的空いている時期を言います。

新幹線の通常期は、繁忙期と閑散期以外の時期で、一般的に混雑もしていないし、空いてもいない時期になります。

繁忙期の料金

新幹線では、繁忙期の指定席特急料金が通常期の200円増しになります。

逆に、閑散期には指定席特急料金が通常期の200円引きです。

ですから、繁忙期と閑散期には、400円の差があるのですね。

繁忙期の時期

新幹線の繁忙期は、3月21日〜4月5日、4月28日〜5月6日、7月21日〜8月31日、12月25日〜1月10日です。

こうやって見ると、春休み、GW、夏休み、冬休みの時期であることが分かりますよね。

一方、閑散期は1月16日〜2月末日・6月・9月・11月1日〜12月20日の期間の平日の月〜木曜日です。

ただし、祝日およびその前日と振替休日は除きます。

繁忙期と閑散期以外の日は、全て通常期です。

続いて、繁忙期、閑散期、通常期のカレンダーを説明しますね。

繁忙期・閑散期・通常期カレンダー

2019年の繁忙期、閑散期、通常期のカレンダーを表にしました。

繁忙期はピンク色、閑散期はグリーン色の箇所になります。

通常期は、繁忙期と閑散期のカラーがついていないもの全てです。

続いて、繁忙期に乗車する時の注意点を見ていきましょう。

繁忙期に乗車する時の注意点

新幹線の繁忙期に乗車する時に、注意点があります。

それは、複数の新幹線をまたがって乗る場合

複数の新幹線にまたがって乗る場合は、繁忙期料金が別々に加算される場合があるので注意してください。

具体的には、下記の場合が繁忙期の料金が別々に加算されます。

  • 東京駅をまたいで東海道新幹線と東北・上越・北陸新幹線に乗る場合  400円増し
  • 博多駅をまたいで山陽新幹線と九州新幹線に乗る場合  400円増し
  • 福島駅をまたいで東北新幹線と山形新幹線に乗る場合  340円増し
  • 盛岡駅をまたいで東北新幹線と秋田新幹線に乗る場合  340円増し
  • 新大阪駅をまたいで東海道新幹線と山陽新幹線に乗る場合 200円増し
  • 新青森駅をまたいで東北新幹線と北海道新幹線に乗る場合 200円増し

なお、閑散期にはいずれも、繁忙期の加算額と同じ金額が通常期の料金から引かれます。

繁忙期というと、予約客が殺到して、なかなか予約できない場合があります。

続いて、繁忙期に予約する確率を上げる方法を紹介しますね。

繁忙期に予約する確率を上げるコツ

新幹線の繁忙期に予約する確率を上げるコツは、事前予約を利用することです。

新幹線の切符は、出発日から1ヵ月前の午前10時に発売が開始されます。

ですが、JR各社がインターネットで提供する事前予約のサービスに登録すれば、発売日の1週間前から申し込むことができます。

実際に予約が成立するのは1ヵ月前以降ですが、座席を確保できる可能性は高くなります。

また、サービスの種類にもよりますが、原則として乗車直前まで予約内容を変更できるので、仕事などの都合で帰省日が定まらない場合は便利です。

事前予約に関しては、こちらの記事を参考にしてください。

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最後に、新幹線の繁忙期について、よくある質問を紹介しましょう。

新幹線の繁忙期についてのQ&A

新幹線の繁忙期については、下記のような質問を多くいただきます。

  1. 自由席、グリーン車、グランクラスの料金も高くなる?
  2. 回数券を利用する時の料金は?
  3. 早特などお得な切符の場合も利用できる?

それでは、順番に解説していきますね。

自由席、グリーン車、グランクラスの料金も高くなる?

繁忙期に高くなり、閑散期に安くなるのは、指定席特急料金だけです。

つまり、自由席特急料金、グリーン料金、グランクラス料金は年間を通じて同額です。

よって、繁忙期の普通車指定席は自由席車との価格差が広がり、グリーン車・グランクラス車との価格差は小さくなります。

繁忙期には当然ですが自由席車も混雑します。

ですが、帰省ラッシュの逆方向は比較的空いていて座れる可能性が高いので、価格差を考えれば狙い目ではないでしょうか。

ただ、「はやぶさ」「はやて」「こまち」「かがやき」には自由席車がないので、この手は使えません。

一方で、列車にもよりますが、グリーン車とグランクラス車は、普通車に比べれば予約が取りやすい傾向にあります。

ですから、普通車が満席の場合には、価格差が縮まるのをチャンスと考えて奮発してみるのも良いかもしれませんよ!

回数券を利用する時の料金は?

原則としては、回数券は繁忙期でもそのままの料金で利用できます

しかし、年度によってやや異なる場合があります。

繁忙期の中でも特に利用客が集中する、4月27日~5月6日、8月11日~8月20日、12月28日~1月6日には、回数券の利用自体が禁止されてしまうので注意してください。

早特などお得な切符の場合も利用できる?

新幹線の切符には、早特などのお得な割引サービスがあります。

このような割引サービスの中には、繁忙期でも利用できるものと利用できないものがあります。

まずは繁忙期に利用できるものから紹介しましょう。

繁忙期に利用できる切符とサービス

【一部のお得な切符】

  • 新幹線自由席用早特往復きっぷ
  • のぞみ&九州新幹線早特往復きっぷ
  • 大阪・神戸早特往復きっぷ
  • 新幹線京都割引きっぷ
  • ぷらっとこだま
  • バリ得こだま

【会員制新幹線ネット予約サービス】

  • えきねっと(お先にトクだ値を除く)
  • モバイルSuica特急券
  • エクスプレス予約
  • スマートEX
  • e5489
  • JR九州インターネット列車予約

お得な切符は沢山ありますが、その中の上記のものは繁忙期も利用できます。

また、えきねっとやエクスプレス予約など、会員制新幹線ネット予約サービスも利用できる場合が多いですね。

続いて、繁忙期に利用できない切符とサービスを紹介します。

繁忙期に利用できない切符とサービス

【回数券】

  • 「九州新幹線2枚きっぷ」を除く回数券

【お得なきっぷの一部】

  • リニア・鉄道館☆往復きっぷ
  • 東京ディズニーリゾート往復きっぷ
  • たびきっぷ
  • 九州往復割引きっぷ
  • 新幹線北九州・福岡割引きっぷ

【会員制新幹線ネット予約サービス】

  • エクスプレス予約やスマートEXの早特きっぷ

ちなみに、「早特きっぷ」とは、最長で21日前、最短で3日前までに予約を済ませることで割引を受けられる各種のサービスのこと。

ただ、こちらも年度によって少し前後します。

ですが、最ピーク時である5月3日~5月6日、8月11日、8月12日、12月28日~1月4日には利用できませんので、注意が必要です。

まとめ

新幹線の繁忙期について、料金、時期、注意点、繁忙期に予約するコツなど紹介してきました。

繁忙期は、春休み、GW、お盆など、長期の休みの時期と覚えておくと良いですね。

毎年ある程度決まっているので、一度調べてしまえば予約は立てやすいでしょう。
200円増しになることもそうですが、一番は乗客が殺到して予約しにくいというのが悩ましい点かもしれませんね。

繁忙期に帰省したり、旅行に行こうとしているなら、事前予約をすることをおすすめします。

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