新幹線のトリセツをご利用いただきありがとうございます。
今回は、新幹線の切符を安く予約する方法についてのお話です。
新幹線に乗る時に、切符が通常の料金よりも安く買える方法がいくつかあります。
仕事の出張や家族での旅行で新幹線を利用する時、新幹線のチケット代金が安くなったら、浮いた分のお金で美味しいものを食べたり、泊まるホテルをグレードアップしたりできて嬉しいですよね!
今回お伝えする方法の中には、ホテルとセットでなんと10,000円以上も安く予約できるものがあります。
新幹線を利用する回数が多い人なら、なおさら新幹線の予約を安くする方法を知りたいはず。
また、新幹線の予約でチケットを安く買えることは知っていても、安く買う方法がいくつもあるので実際どれが最安なのか知らない人も多いはずです。
今回は新幹線の予約で安くチケットを買う方法を徹底的に調べてまとめましたので、これからひとつずつ紹介していきたいと思います。
条件別おすすめの予約方法一覧
予約時の条件 | おすすめ | 割引率 | 運営会社 |
---|---|---|---|
事前に乗車日が分かる | お先にトクだ値 EX早特 早特きっぷ | 15%~30% | えきねっと EX予約 J-WEST |
往復で予約する | 往復割引乗車券 往復割引きっぷ | 5%~10% | JR JR九州 |
宿とセットで予約する | 宿泊セットプラン | 20%~30% | 日本旅行 |
掘り出し物を探す | 金券ショップ 株主優待券 | 5%~30% | アクセスチケット 格安チケットコム |
はじめに、予約する時の条件別におすすめの方法を紹介します。
上の表を見ていただくと分かると思いますが、予約する時の条件によって新幹線の乗車券を安く予約できる方法が異なります。
乗車日が早い時期から分かる場合は、新幹線の早割サービスで予約するのがおすすめ。
早割は、乗車日に対して早い時期に予約をすると乗車券が安くなるサービスになります。
乗車券を往復で予約する場合は、新幹線の往復割引サービスが安くて済みます。
往復割引は、行きと帰りの乗車券を同時に予約するサービスです。
乗車券と宿泊を一緒に予約する場合は、乗車券と宿泊のセットプランがお得。
セットプランは、予約する時に宿泊先と乗車券を同時に予約することで宿泊代と乗車券の両方とも安く予約できるサービスになります。
掘り出し物を探す場合は、金券ショップと株主優待券で予約するのがおすすめですよ。
金券ショップの回数券では割引率30%、株主優待券では割引率50%のお得な乗車券が見つかる場合があるからです。
それでは、これからひとつひとつ詳しく見ていきましょう。
新幹線の早割とは?
新幹線の予約で安くチケットを購入するために、お得な早割(早期予約で割引)サービスがいくつかあります。
早割とは、早い時期に予約をすると通常料金より安くチケットを予約できることを言います。
早割を利用すると最大40%オフの格安で新幹線のチケットを予約できるんですね!
新幹線に乗車する日が早い時期から分かっている場合には、ぜひ利用したいサービスですね♪
なかでも有名なのは「お先にトクだ値」、「EX早特」、「早特きっぷ」の3つです。
まずはこちらから紹介していきますね!
お先にトクだ値
お先にトクだ値は、JR東日本とJR北海道が運営する「えきねっと」と呼ばれるインターネットの会員専用のサービスです。
北海道、東北、上越、北陸、山形、秋田新幹線で利用できます。
会員専用とはいっても、こちらは会員登録が無料で出来ますので安心です。
お先にトクだ値は、乗車日の13日前までに購入することで30~35%も割引になります。
片道の乗車券と指定席特急券の2つの価格が含まれています。
列車、席数、区間は限定になり、区間によって割引が異なります。
こちらの表を参考にしてください。
新幹線の種類 | 区間 | 割引率 |
---|---|---|
はやぶさ | 東京~新函館北斗 | 25% |
はやて | 東京~新青森 | 30% |
やまびこ | 東京~盛岡 | 30~35% |
なすの | 東京~郡山 | 35% |
つばさ | 東京~新庄 | 30~35% |
こまち | 東京~秋田 | 30~35% |
注意点
お先にトクだ値では、年末の12月28日~31日の「下り列車」と年始の1月2日~4日の「上り列車」では利用できません。
利用できない日は毎年変わります。
年末と年始は利用できないと考えていた方が良さそうですね!
詳しくはお先にトクだ値のサイトをご覧ください。
続いて、EXは早特を見ていきましょう。
EX早特
EX早特は、JR東海・JR西日本が運営する会員制のネット予約サービス『スマートEX』、『エクスプレス予約』の会員専用の割引です。
スマートEXの会員登録は無料なのが嬉しいですね!
エクスプレス予約の会員になるには、年会費1,080円が必要です。
「お先にトクだ値」と同じく、片道の乗車券と指定席特急券の2つの価格が含まれています。
東海道・山陽新幹線の「のぞみ」普通車指定席とグリーン車で利用できます。
EX早特は、乗車日の3日前までに購入することで、最大で30%近く割引になりますよ。
座席は限定ですが土日祝日はさらに安くなり、こども用の設定もあります。
注意点
駅の窓口などでは購入はできません。
また、「のぞみ」普通車指定席とグリーン車以外は利用できません。
他には、利用人数が1~6名と制限があります。
さらに、年末年始・GW・お盆などの繁忙期には利用できない日もあります。
特に、年末年始の12月28日~1月4日は利用できません。
詳しい情報は、EX早特の公式サイトをご覧ください。
次に、早得きっぷを見ていきましょう。
早得きっぷ
早得きっぷは、JR西日本が運営するインターネット予約サイト『e5489』の会員専用の割引サービスです。
早得きっぷの会員登録は無料です。
チケットは乗車日までに購入後みどりの窓口で受け取ります。
新大阪から九州の博多、大分、長崎、熊本、鹿児島間で利用できますよ。
新幹線は「のぞみ」 「みずほ」 「さくら」のみの利用になりますので注意してください。
早得きっぷは、乗車日の1ヵ月前の10:00~14日前までに購入すると最大35%ほど割引なります。
一人でも利用でき、片道のみの予約も可能です。
こども用の設定もあります。
他には、3日前までに購入すると最大15%ほど割引になる『WEB早得3』もあります。
注意点
早得きっぷの注意点は、予約後の変更が一切できない点です。
ですから、急用などは仕方がないですが、当日はできる限り予定通り新幹線に乗車できるように体調を整えておきましょう。
他の早割では、JR九州のサイトの3日前までの予約の『e早特』、『九州ネット早特3』、7日前までの予約の『九州ネット早特7』などがあります。
続いて、往復割引を紹介します。
往復割引とは?
新幹線の予約でチケットを安く購入する方法には、往復割引というものがあります。
往復割引は、主に「往復割引乗車券」と「往復割引きっぷ」の2種類です。
どちらもJRの駅窓口での購入ができます。
それでは順番に見ていきましょう。
往復割引乗車券
往復割引乗車券は、JRが発行する往復割引の切符で、JR全線での利用ができます。
新幹線の場合ですと、乗車券部分のみが割引になり、特急券部分は割引になりません。
ただ、往復割引乗車券を利用するためには、片道の営業キロが601キロ以上が必要であり、その場合「行き」と「帰り」の運賃がそれぞれ1割引になります。
往復割引乗車券を利用すると、1,000円~2,000円ほどの割引になります。
つまり、往復割引乗車券は新幹線でも長距離の移動用の割引チケットになります。
往復割引の賢い利用方法
往復割引乗というのは、片道で601キロ以上という制限がありました。
この制限があるために、なかなか往復割引が利用できません。
しかし、ギリギリで往復割引きの距離数が足らない場合があります。
こういった場合は、到着駅が1駅遠いでもう一度計算します。
1駅遠くても往復割引を利用した方が安くなることがあるのです。
1,000円でも安く予約できた方が嬉しいですから、ぜひこの方法でも計算してみてください 。
往復割引乗車券の公式サイトは下記です。
次に、往復割引きっぷを見ていきましょう。
往復割引きっぷ
往復割引きっぷは、JR九州が発行している山陽新幹線・九州新幹線で利用できる往復割引です。
基本的に山陽新幹線・九州新幹線のみ利用できます。
「東京往復割引きっぷ」「名古屋往復割引きっぷ」「九州往復割引きっぷ」などがあります。
往復割引乗車券とは違って、往復割引きっぷは乗車券と新幹線特急券の2つがセットになっている料金になります。
往復割引きっぷには、有効期間が短い、途中下車ができない、などの短所があります。
しかし、その分、割引額は往復割引乗車券よりも大きいですよ。
往復割引きっぷの公式サイトは以下になります。
ややこしいですが、「往復割引乗車券」と「往復割引きっぷ」とは別のサービスですので注意してくださいね!
次に、金券ショップで購入する場合を見ていきましょう。
金券ショップで購入
新幹線の予約でチケットを安く購入する方法で有名なのが、金券ショップでチケットを買うことです。
ただし、これまで紹介してきました早割や往復割引よりは割引額は少ないでしょう。
まれに30%以上も割引されたお得な割引チケットも販売してることもあります。
金券ショップで販売している新幹線のチケットは、主に『回数券』と『株主優待券』の2種類になります。
回数券
新幹線回数券は、JRが発売する『新幹線で使える特別企画乗車券』を指します。
「グリーン車用」「普通車指定席用」「普通車自由席用」の3種類があります。
回数券はバラ売りで、自由席と指定席が様々な区間で販売されています。
自由席は不要ですが、指定席の回数券の場合は乗車前にみどりの窓口、または、券売機で座席の指定が必要になります。
注意点
回数券には注意点がいくつかありますので紹介します。
こちらをご覧ください。
■注意点!
- 3か月の有効期限がある
- 繁忙期(GW・お盆・年末年始)は利用できない
- 金券ショップで購入すると駅で払い戻しができない
回数券の場合は、これらに気をつけて購入しましょう。
次に株主優待券を解説します。
株主優待券
新幹線の株主優待券は、JR東日本、JR東海、JR西日本、JR九州がそれぞれ発行しています。
金券ショップで購入できる株主優待券は誰でも利用可能です。
また、JRの各社によって割引率が異なり、片道チケットが最大50%割引になります。
ですので、新幹線の回数券よりも安くチケットをゲットできますよ!
株主優待券の最大のメリットは、回数券のようにGW・お盆・年末年始などの繁忙期でも利用できる点です。
ですから、お盆や年末年始に帰省する時などは、ぜひ株主優待券を利用することをおすすめします。
注意点
ただ、株主優待券にもいくつか注意点があります。
以下をご覧ください。
■注意点!
- 有効期限が1年間である
- 利用する時は駅の窓口で株主優待券を添えて購入
- 季節によって価格の変動が大きい
- 短い区間では割引の効果が少ない
特に季節によって株主優待券の価格は大きく変わるので、繁忙期前には早めに購入しておきましょう!
最後に、新幹線に乗った後に宿泊する場合を見ていきましょう。
宿泊するなら宿とセットが最安
新幹線で出張や旅行に行ったときは、その日は旅先で宿泊することも多いと思います。
そうするとホテルや旅館などの宿の予約も必要ですよね。
そこでおすすめなのが、新幹線のチケットと宿がセットになったお得なプランです!
新幹線のチケットと宿がセットになったプランを利用すると、新幹線のチケットと宿を別々で予約するよりも、15,000円以上安くなる場合があります。
早割、往復、金券ショップでの購入など、今まで紹介してきたものの中で一番安く新幹線のチケットを予約できるのが新幹線と宿がセットになったプランです。
もし、新幹線の他についでに宿も予約をしなければならない場合は、ぜひ新幹線と宿がセットになったプランを検討してみてください!
↓↓↓宿と新幹線のセットはこちら↓↓↓
まとめ
新幹線の予約で安くチケットを購入する方法をいくつか紹介してきました。
乗車日が早い時期にわかるなら、早割がおすすめです。
片道601キロ以上の遠い距離を往復するなら、往復割引が良いでしょう。
また、新幹線を頻繁に利用したり、繁忙期に新幹線で移動したい方には、金券ショップでの回数券や株主優待券もお得にチケットが購入できます。
新幹線に乗ってそのまま泊まる予定の人には、新幹線と宿泊がセットになったすごくお得なプランがおすすめです。
新幹線に乗車する区間や時期によって、どの割引方法を利用した方が良いか変わってくると思います。
この中であなたに合った割引方法を選んで、お得な旅を楽しんでください。