新幹線の名古屋~京都!コスパ最強の切符を特集【指定席・グリーン車】

新幹線のトリセツをご利用いただきありがとうございます。

今回は、新幹線の名古屋~京都間で、指定席やグリーン車に乗車する時にコスパの良い切符をランキング形式で紹介したいと思います。

料金だけでなく、乗車時間、利用のしやすさ、ポイント付与など、様々なデータと条件を基にして、総合的に判断してランク付けしました。

新幹線の名古屋~京都間は、特に名古屋方面から京都への観光客が多いのが特徴です。

もちろんビジネス客の利用もありますが、大阪~名古屋間に比べれば少なくなります。

ちなみに、「ぷらっとこだま」のように、他のサービスと抱き合わせになっているツアーや、パックの商品、学生しか利用できない「学割」はここでは除外しています。

宿泊も考えている人は、新幹線とホテルがセットになったパックプランがおすすめです。

パックプランについての記事は、下記を参考にしてください。

→ 新幹線とホテルのパックとは?メリット・デメリット・人気6社を解説

それでは、普通車指定席のランキングから見ていきましょう。

普通車指定席 割引切符べスト4

新幹線の普通車指定席の通常料金は、「のぞみ」と「ひかり」「こだま」で下記のようになります。

のぞみ    :5,800円

ひかり こだま:5,590円

この通常料金から、閑散期には、200円引きに、繁忙期には200円増しになります。

これらを基にして、普通車指定席で安く快適に乗車する方法ベスト5を下記にまとめました。

順位切符の種類料金割引額
EXこだまファミリー早特4,100円1,490円
e特急券4,820円980円
回数券5,070円730円
4位スマートEX5,600円200円

それでは、1位から順番にランク付けした理由を説明していきますね。

第1位 EXこだまファミリー早特

会員登録必要(年会費不要)
購入場所インターネット
子供料金あり
利用人数2名~OK
利用期間設定除外日あり

1番のおすすめがスマートEXのEXこだまファミリー早特です。

JR東海のインターネットサービスであるスマートEXの商品の一つ。

料金が大人4,100円で、通常料金より3,800円も安いです。

子供料金(2,050円)も設定されています。

ただし、いくつか注意点があります。

■注意!

  • 1名利用が不可
  • 繁忙期は設定除外日あり
  • 乗車時間が長い

乗車人数が2名以上という点がネックでしょう。

しかし、2人以上で出張する場合などにはビジネスにも応用できます。

スマートEXの他の商品と同じく、最も混雑する時期である4月27日~5月6日、8月10日~19日、12月28日~翌年1月6日(年度によって若干変動あり)には利用できません。

京都観光のピークは、1番目に秋から晩秋の紅葉の季節(10月~11月)、2番目に桜の季節(4月頃)なので、そこに重ならないのは強みです。

名古屋~京都間の「こだま」は、昼間は毎時1本しか走りません。

ですが、所要時間は約50分なので十分実用的と言えるでしょう。

第2位 e特急券

会員登録必要(年会費1,080円)
購入場所インターネット
子供料金あり
利用人数1名~OK
利用期間通年

2番目におすすめしたいのは、エクスプレス予約のe特急券です。

エクスプレス予約は、スマートEXの上位サービスなので同じ商品を購入できますが、独自の商品として設定されているのがe特急券です。

料金は2,230円で、乗車券との合計額は4,820円です。

「のぞみ」「ひかり」「こだま」ともに同じ料金で乗車できるのは嬉しいですね!

通年・終日利用が可能で、子供料金の設定もあります。

なにより、特に制約がないので気軽に利用できるという点が一番のメリットと言えるでしょう。

エクスプレス予約は、年会費こそ1,080円が必要です。

それでも、乗車のたびにポイントが付きます。

ポイントを貯めればグリーン車も利用できますよ

エクスプレス予約のポイントについては、下記のサイトをご覧ください。

→ エクスプレス予約(ポイントを貯める)

ただ、名古屋~京都間は乗車距離が短いため、片道1回で貯まるのは20ポイントに留まります。

また、乗車券を別に買い求められるのが「e特急券」本来の利点です。

ですが、名古屋~京都間は「特定都区市内」の制度や往復割引の対象外なので、意味をなさないのが残念なところでしょうか。

第3位 回数券

会員登録不要
購入場所JR駅窓口
自動券売機
金券ショップ
子供料金あり
利用人数1名~OK
利用期間設定除外日あり

第3位は回数券です。

6枚セットで1回あたりの料金は5,070円です。

割引額は730円と大きくはありませんが、「のぞみ」の指定席に「ひかり」「こだま」と同額で乗車できるメリットがあります。

金券ショップを上手く活用すれば、さらに安く売り買いすることも可能です。

ただし、子供用の設定はありません。

また、最も混雑する時期(4月27日~5月6日、8月10日~19日、12月28日~翌年1月6日)には乗車できません。

ですが、大人だけの旅行なら観光にも利用できます。

第4位 スマートEXサービス

会員登録必要(年会費不要)
購入場所インターネット
子供料金あり
利用人数1名~OK
利用期間通年

4位は、スマートEXサービスです。

こちらは、スマートEXの基本サービス。

料金は運賃と料金の合計額から200円が割り引かれ、「のぞみ」は5,600円、「ひかり」「こだま」は5,390円となります。

繁忙期を含めた通年・終日利用が可能な点が魅力です。

また、年会費が無料な点も利用しやすいと言えるでしょう。

ここまで、普通車指定席のおすすめベスト4を紹介してきました。

続いて、グリーン車指定席のおすすめベスト4を解説していきます。

グリーン車指定席 割引切符べスト4

新幹線のグリーン車指定席の通常料金は、「のぞみ」と「ひかり」「こだま」で下記のようになります。

のぞみ    :8,030円

ひかり・こだま:7,820円

ちなみに、グリーン車、普通車自由席は、繁忙期、閑散期の差がなく、通年で同額になります。

これらを基にして、グリーン車指定席で安く快適に乗車する方法ベスト4を下記にまとめました。

順位切符の種類料金割引額
EXこだまグリーン早特5,220円2,600円
EXこだまファミリー早特5,200円2,620円
e特急券7,040円990円
4位スマートEX7,830円200円

それでは、第1位から見ていきましょう。

第1位 EXこだまグリーン早特

会員登録必要(年会費不要)
購入場所インターネット
子供料金なし
利用人数1名~OK
利用期間設定除外日あり

第1位は、スマートEXのEXこだまグリーン早特です。

料金は5,220円で、「こだま」の通常料金の2,6000円引きという格安で利用できます。

1番のメリットは、1名でも利用できる点。

観光利用のみならずビジネス利用における柔軟性が高いのが特徴です。

3日前までの予約で、終日の「こだま」のグリーン車が利用できます。

ただし、利用する時には下記の注意点があります。

■注意!

  • 繁忙期は設定除外日あり
  • 子供料金の設定なし

まず、最も混雑する時期(4月27日~5月6日、8月10日~19日、12月28日~翌年1月6日)に利用できません。

また、子供料金の設定もありません。

「ファミリー早特」はグリーン車も普通車指定席も2人からしか利用できないので、それらを補う商品としてEXこだまグリーン早特を第1位に選びました。

第2位 EXこだまファミリー早特

会員登録必要(年会費不要)
購入場所インターネット
子供料金あり
利用人数2名~OK
利用期間設定除外日あり

第2位は、スマートEXのEXこだまファミリー早特です。

料金は、大人が5,200円で通常よりも2,620円安くなります。

また、子供料金(3,150円)もあり、破格の料金でグリーン車を利用できます。

その他の条件は普通車指定席の場合と同じ。

3日前までに予約してください。

利用する時の注意点はこちらをご覧ください。

■注意!

  • 1名利用が不可
  • 繁忙期は設定除外日あり
  • 乗車時間が長い

利用は2名~なので、出張や一人旅では利用できません。

また、最も混雑する時期(4月27日~5月6日、8月10日~19日、12月28日~翌年1月6日)にも利用できないので注意してください。

第3位 e特急券

会員登録必要(年会費1,080円)
購入場所インターネット
子供料金あり
利用人数1名~OK
利用期間通年

第3位は、エクスプレス予約のe特急券です。

料金は4,450円で、乗車券との合計額は7,040円

年会費1,080円が必要ですが、利用する時にこれといった制約はないので、利用しやすいです。

子供料金の設定もあります。

エクスプレス予約では距離に応じてポイントが貯まります。

600ポイントで「こだま」、800ポイントで「ひかり」、1,000ポイントで「のぞみ」のグリーン車を、おのおの普通車指定席の料金で1回利用できます。

ただ、名古屋~京都間で貯まるのは1回につき20ポイントなので、これを利用してグリーン車に乗るのはかなりハードルが高いと言えるでしょう。

第4位 スマートEXサービス

会員登録必要(年会費不要)
購入場所インターネット
子供料金あり
利用人数1名~OK
利用期間通年

第4位は、スマートEXサービスです。

スマートEXの基本サービスであり、通年・終日利用が可能です。

運賃と料金の合計額から200円が割り引かれ、「のぞみ」は7,830円、「ひかり」「こだま」は7,620円となります。

以上が、グリーン車指定席でのおすすめベスト4です。

次に、番外編として普通車自由席を利用した場合を見てみましょう。

番外編 普通車自由席はどうなの?

名古屋~京都間の普通車自由席は、料金が5,070円(通年同額)です。

この区間は「のぞみ」で35分弱なので、座れなくてもさほど苦痛ではありません。

よって、あえて自由席を選択するのもアリでしょう。

「のぞみ」の自由席は1~3号車の3両だけなので座れる可能性は高くありません。

ですが、逆に座りたいなら「ひかり」「こだま」を選んでみるのも良いでしょう。

「ひかり」は毎時2本で、1本は途中無停車で「のぞみ」並みの35分強、もう1本は各駅停車で「こだま」と同じ50分強です。

特に「こだま」は自由席の比率が高いので、名古屋~京都間で全く座れないということはほぼ考えられません。

所要時間も「のぞみ」とそれほどは変わらないので、試してみる価値はあるでしょう。

なお、自由席は「e特急券」と組み合わせることもできますが、料金は指定席の場合と同じです。

指定券が取れなかった場合に考えても良いかもしれません。

最後に、ビジネス利用向け、安さ重視、ファミリー向けなど、部門別のランキングをまとめました。

こちらも順番に紹介していきましょう。

部門別 割引切符ランキング

こちらでは、下記の3つの部門別におすすめの乗車方法のランキングを紹介していきます。

  • ビジネス利用者向け
  • 安さ重視の方向け
  • ファミリー向け

それでは、順番に見ていきましょう。

ビジネス利用者向け

順位切符の種類料金割引額
e特急券4,820円980円
回数券5,070円730円
スマートEX5,600円200円

はじめに、出張などビジネスで新幹線を利用する方向けにおすすめの乗車方法をランク付けしました。

第1位から順番に解説します。

第1位 e特急券

会員登録必要(年会費1,080円)
購入場所インターネット
子供料金あり
利用人数1名~OK
利用期間通年

第1位は、エクスプレス予約のe特急券(4,820円)

年会費(税込み1,080円)は必要ですが、1年中ずっと「のぞみ」を終日利用できます

「急ぐ」場合には、スピードが速いだけでなく、希望する列車になるべく早く乗車することも重要なので、制約の少なさが結局は大きな利点となります。

第2位 回数券

会員登録不要
購入場所JR駅窓口
自動券売機
金券ショップ
子供料金あり
利用人数1名~OK
利用期間設定除外日あり

第2位は新幹線の回数券(5,070円)です。

「のぞみ」の普通車指定席を利用できます。

帰省シーズンの最混雑期には使えません。

ですが、ビジネス利用にはほとんど影響しないと考えて差し支えないでしょう。

第3位 スマートEXサービス

会員登録必要(年会費不要)
購入場所インターネット
子供料金あり
利用人数1名~OK
利用期間通年

第3位は、スマートEXサービス(5,600円)。

割引率は低いですが、発車4分前まで予約を変更できるのがメリットです。

座れないのを覚悟で自由席に飛び乗るのとどちらを選ぶかは、時と場合によりけりでしょう。

続いて、安さを最優先に考えている方向けのランキングです。

安さ重視の方向け

安さを最優先で考えている方向けに、おすすめのベスト5をお伝えしていきましょう。

これまでに紹介したサービスの、安さベスト5は次の通りです。

順位切符の種類料金割引額
EXこだまファミリー早特4,100円1,490円
e特急券4,820円980円
回数券5,070円730円
普通車自由席5,070円730円
5位EXこだまファミリー早特(グリーン車)5,200円2,620円

ベスト1からひとつずつ見ていきましょう。

第1位 EXこだまファミリー早特

会員登録必要(年会費不要)
購入場所インターネット
子供料金あり
利用人数2名~OK
利用期間設定除外日あり

第1位は、スマートEXのEXこだまファミリー早特

料金は 4,100円で、割引額は1,490円です。

スマートEXなので年会費も無料な点も魅力的。

ただ、下記の条件に注意して利用してくださいね。

■注意!

  • 1名利用が不可
  • 繁忙期は設定除外日あり
  • 乗車時間が長い

第2位 e特急券

会員登録必要(年会費1,080円)
購入場所インターネット
子供料金あり
利用人数1名~OK
利用期間通年

第2位は、エクスプレス予約のe特急券です。

料金は2,230円で、乗車券との合計額は4,820円。

通常より980円安くなります。

「のぞみ」に、「ひかり」「こだま」と同額で乗れるのが良い点です。

年会費(1,080円)はかかりますが、通年・終日利用が可能で、子供料金の設定もあります。

第3位 回数券

会員登録不要
購入場所JR駅窓口
自動券売機
金券ショップ
子供料金あり
利用人数1名~OK
利用期間設定除外日あり

第3位は回数券です。

6枚セットで1回あたりの料金は5,070円です。

割引額は730円。

「のぞみ」の指定席に「ひかり」「こだま」と同額で乗車できます。

ただし、子供料金がないのと、最も混雑する時期(4月27日~5月6日、8月10日~19日、12月28日~翌年1月6日)には乗車できません。

第3位 普通車自由席

回数券と同率で3位なのは、普通車自由席(5,070円)です。

名古屋~京都間の乗車時間は、「のぞみ」「ひかり」で約35分、「こだま」で50分強。

「のぞみ」では座れないかもしれませんが、近いので立っていてもさほど苦痛ではないでしょう。

できる限り座りたいという人は、比較的空いている「ひかり」「こだま」がおすすめです。

第5位 EXこだまファミリー早特(グリーン車)

会員登録必要(年会費不要)
購入場所インターネット
子供料金あり
利用人数2名~OK
利用期間設定除外日あり

第5位は、スマートEXのEXこだまファミリー早特(グリーン車)です。

こちらはグリーン車利用ながら、料金が5,200円と安く、その割引額は2,620円とかなりお得。

注意点は、第1位と同じです。

乗車時間は長いですが、車内でゆったりと快適に過ごしたい人にはおすすめします。

以上が、安さ重視のベスト5でした。

最後に、子供連れのファミリー層向けのランキングベスト3を紹介しましょう。

ファミリー向け

順位切符の種類料金割引額
EXこだまファミリー早特4,100円1,490円
e特急券4,820円980円
EXこだまファミリー早特(グリーン車)5,200円2,620円

第1位 EXこだまファミリー早特

会員登録必要(年会費不要)
購入場所インターネット
子供料金あり
利用人数2名~OK
利用期間設定除外日あり

第1位は、スマートEXのEXこだまファミリー早特(4,100円)

名古屋~京都間を新幹線で最も安く移動できる商品です。

「こだま」でも所要時間は50分程度と短いので、基本的には普通車で問題ないでしょう。

第2位 e特急券

会員登録必要(年会費1,080円)
購入場所インターネット
子供料金あり
利用人数1名~OK
利用期間通年

第2位は、エクスプレス予約のe特急券(4,820円)。

「のぞみ」にも乗車可能であり、通年・終日利用が可能です。

観光だけでなく帰省にも使えるのが、ファミリーにはメリットと言えるでしょう。

第3位 EXこだまファミリー早特(グリーン車)

会員登録必要(年会費不要)
購入場所インターネット
子供料金あり
利用人数2名~OK
利用期間設定除外日あり

第3位は、スマートEXのEXこだまファミリー早特のグリーン車(5,200円)です。

快適さを求めるなら、グリーン車に乗車できるこれが一番でしょう。

グリーン車を格安で利用できるのは、距離が短くても魅力なのは確かです。

注意:特定都区市内は適用されません!

JRには京都市や名古屋市などの主要都市に関して、中心駅間の営業キロが201km以上ある場合は、市内のどの駅で乗降しても運賃が同じになる「特定都区市内」の制度があります。

しかし、名古屋駅―京都駅間の営業キロは147.6kmなので、この特定都区市内の特例は適用されません。

最新情報をチェックしよう!