新幹線の東京~博多!コスパ最強の切符を大特集【指定席・グリーン車

新幹線のトリセツをご利用いただきありがとうございます。

今回は、新幹線の東京~博多間で、指定席やグリーン車に乗車する時にコスパの良い切符をランキング形式で紹介したいと思います。

料金だけでなく、乗車時間、利用のしやすさ、ポイント付与など、様々なデータと条件を基にして、総合的に判断してランク付けしました。

新幹線の東京~博多間を直通する列車は「のぞみ」のみなので、原則として「のぞみ」を利用する前提で調べました。

東京~博多は、新幹線と飛行機のシェアで、新幹線は不利になっています。

参考記事はこちらになります

→ 新幹線と飛行機の4時間の壁!料金と所要時間を徹底比較しました

しかし、あえて寝台特急などを利用して、あえて新幹線を選ぶのもアリだと思います。

新幹線での移動を考えている人は、これから紹介するランキングを参考に、条件の一番良いものを選んでください。

ちなみに、学生しか利用できない「学割」は除外しています。

また、ツアーやパックのように、宿泊など他のサービスと組み合わされている商品も、この記事では取り扱っていません。

宿泊も考えている人は、新幹線とホテルがセットになったパックプランがおすすめです。

パックプランについての記事は、下記を参考にしてください。

→ 新幹線とホテルのパックとは?メリット・デメリット・人気6社を解説

それでは、普通車指定席のランキングから見ていきましょう。

普通車指定席 割引切符べスト5

新幹線の普通車指定席の「のぞみ」の通常料金は、下記のようになります。

のぞみ    :22,950円

この通常料金から、閑散期には200円引きに、繁忙期には200円増しになります。

これらを基にして、普通車指定席で安く快適に乗車する方法ベスト5を下記にまとめました。

順位切符の種類料金割引額
EX早特17,400円5,550円
e特急券21,320円1,630円
新幹線と在来線の乗継割引21,070円1,880円
4位回数券21,360円1,590円
5位スマートEX(往復割引)21,360円1,590円

割引額で見ると、1位と2位以降の差が大きくなっていますね。

それでは、ランク付けした理由を1位から順番に解説していきますね!

第1位 EX早特

会員登録必要(年会費不要)
購入場所インターネット
子供料金あり
利用人数1名~OK
利用期間設定除外日あり

第1位がスマートEXのEX早特です。

JR東海とJR西日本が提供しているインターネットサービスであるスマートEXの商品の一つ。

大人の平日の料金が17,400円で、通常料金より5,550円の割引となります。

土休日はさらに400円安くなります。

1名~利用できるので、一人での出張や一人旅にも最適ですね!

3日前までの予約が必要です。

ただし、下記のような注意点があります。

■注意!

  • 往復割引との併用ができない
  • 繁忙期は設定除外日あり

まず、往復割引との併用ができません。

また、最も混雑する時期である、4月27日~5月6日、8月10日~19日、12月28日~翌年1月6日にも乗車できません。

しかし、これから紹介する2位以下に比べて、割引額が大きいのが最大の魅力です。

ですから、スマートEXのEX早特を1位としました。

第2位 e特急券

会員登録必要(年会費1,080円)
購入場所インターネット
子供料金あり
利用人数1名~OK
利用期間通年

第2位は、エクスプレス予約のe特急券です。

エクスプレス予約は、スマートEXの上位サービス。

そして、スマートEXでは利用できない独自の商品として設定されているのが、e特急券です。

料金は7,500円で、乗車券との合計額は21,320円。

通常料金と比べると、1,630円ほど安いです。

JRには、片道の営業キロが601キロ以上あれば、往路と復路の運賃がそれぞれ1割引となる「往復割引」という制度があります。

東京~博多間の片道の営業キロは、1,174.9キロにも達するので、往復割引の対象となります

ちなみに、e特急券と往復割引を併用すると、料金は19,930円です。

e特急券は、繁忙期などを含めて通年、終日利用が可能な点が嬉しいですね!

さらに、子供料金の設定もあり、これといった制約もありません。

ただし、エクスプレス予約は年会費1,080円が必要です。

ですが、乗車距離に応じてポイントが貯まりますし、1回の利用で元が取れてしまいます。

東京~博多間は営業キロが長いため、片道1回で150ポイントが貯まります。

スマートEXの各商品は東京駅と博多駅の2点間のみに適用されます。

しかし、e特急券の場合は「東京都区内~福岡市内」の乗車券を別に買い求めることができるので、東京都区内と福岡市内のどの駅で乗降しても金額は同じです。

第3位 在来線との乗継割引

3位は、新幹線と在来線との乗継割引です。

東海道・山陽新幹線では、東京・品川・小倉・博多以外の各駅で在来線の特急と乗継を行う場合、その特急の特急料金と指定席料金が半額に割り引きとなります。

東京から博多に向かう場合を見ていきましょう。

【東京→博多】

東京から博多に向かう場合、東京22時00分発の在来線の夜行特急「サンライズ瀬戸・出雲」と、山陽新幹線の「みずほ601号」を岡山でJR乗り継ぐと、博多には翌朝の8時28分に着きます。

「サンライズ瀬戸・出雲」には2段式のカーペット敷き車両である「ノビノビ座席」が連結されており、座席扱いながら体を横たえて休むことができます。

その指定席特急料金が割り引かれ、1,880円です。

「みずほ」の岡山から博多に向かう時の指定席特急料金は5,370円で、運賃は東京から博多までで通算されるので、合計金額は21,070円(19,680円)となります。

「のぞみ」利用の通常料金より1,880円安いです。

続いて、博多から東京に向かう場合を解説します。

【博多→東京】

博多から東京に向かう場合は、博多21時09分発「みずほ612号」と「サンライズ瀬戸・出雲」を姫路で乗り継ぐと、東京には翌朝の7時08分に着きます。

運賃と「ノビノビ座席」の金額は東京→博多と同じですが、「みずほ」の博多~姫路間の指定席特急料金が5,700円なので、合計金額は21,400円(20,010円)となります。

「のぞみ」利用の通常料金よりも1,550円ほど安いです。

正規の料金で新幹線の普通車自由席を乗り通すよりも安く、何よりも就寝中に移動できるため、時間を有効に活用できるのが最大のメリットと言えるでしょう。

また、東京~博多間の新幹線の営業キロは在来線と同じなので、往路は在来線と新幹線の乗継、復路は新幹線のみという組み合わせ(またはその逆)でも往復割引が適用されます。

ただし、在来線の乗車券では新幹線の改札を通過できない場合があるため、新幹線用の乗車券を用意してください。

どちらも金額は同じです。

在来線との乗継については、下記の記事を参考にしてください。

→ 新幹線と在来線の乗り換え方法と注意点は?乗継割引も解説します

第4位 回数券

会員登録不要
購入場所JR駅窓口
自動券売機
金券ショップ
子供料金あり
利用人数1名~OK
利用期間設定除外日あり

第4位は回数券

6枚セットで、1回あたりの金額は21,360円です。

通常料金よりも1,590円安くなります。

金券ショップを上手く活用すれば、さらに安く売り買いすることができるでしょう。

最も混雑する時期には乗車できません。

ですが、「東京都区内~福岡市内」のどの駅でも乗降しても金額は変わりません。

第5位 スマートEX(往復割引)

会員登録必要(年会費不要)
購入場所インターネット
子供料金あり
利用人数1名~OK
利用期間通年

5位は、スマートEXの往復割引です。

こちらは、「スマートEX」の往復割引対応商品。

料金は21,360円で、往復割引適用時の片道の金額よりもさらに200円安くなります。

繁忙期も含めて通年・終日利用が可能です。

ただし、東京駅と博多駅の2点間のみでしか利用できません。

ですから、東京都区内や福岡市内の他のJR駅で乗降することはできず、別途切符の購入が必要となるので注意してください。

その価格が200円を上回るようなら、通常の往復割引を活用したほうが良いでしょう。

以上が、普通車指定席のおすすめベスト5でした。

続いて、グリーン車指定席のおすすめベスト5を解説していきます。

グリーン車指定席 割引切符べスト5

新幹線のグリーン車指定席「のぞみ」の通常料金は、下記のようになります。

のぞみ    :30,080円

これらを基にして、グリーン車指定席で安く快適に乗車する方法ベスト5を下記にまとめました。

順位切符の種類料金割引額
EX早特23,880円6,200円
e特急券27,800円2,280円
スマートEX(往復割引)28,900円1,180円
4位スマートEX29,880円200円
5位新幹線と在来線の乗継割引25,850円4,230円

それでは、第1位からひとつずつ解説していきますね。

第1位 EX早特

会員登録必要(年会費不要)
購入場所インターネット
子供料金あり
利用人数1名~OK
利用期間設定除外日あり

第1位は、スマートEXのEX早特です。

東京~博多間のグリーン車が大人で平日23,880円となり、通常料金よりも6,200円も安くなります。

つまり、ビジネスホテルの1泊分が無料になるくらいのお得感があるのですね!

土休日はさらに2,180円引きの21,700円まで安くなります。

また、子供用の料金も設定されています。

3日前までに予約してください。

ただし、利用する時には下記の注意点があります。

■注意!

  • 往復割引との併用ができない
  • 繁忙期は設定除外日あり

往復割引との併用ができません。

また、最も混雑する時期の利用が不可なのは、普通車指定席と同じです。

しかし、EX早特は何と言っても6,200円という大きな割引額があるので、1位としました。

第2位 e特急券

会員登録必要(年会費1,080円)
購入場所インターネット
子供料金あり
利用人数1名~OK
利用期間通年

第2位は、エクスプレス予約のe特急券

料金は13,980円で、乗車券との合計額は27,800円です。

通常料金よりも2,280円安くなります。

利用する時に、これといった制約がないのが良い点ですね。

繁忙期を含めて一年を通じて終日利用が可能。

さらに、子供料金の設定もあります。

エクスプレス予約では、1,000ポイントを貯めると「のぞみ」のグリーン車を普通車指定席の料金で1回利用できます。

東京~博多間では1回につき150ポイントが貯まるので、3往復半で1回グリーン車に乗れるでしょう。

第3位 スマートEX(往復割引)

会員登録必要(年会費不要)
購入場所インターネット
子供料金あり
利用人数1名~OK
利用期間通年

第3位は、スマートEXの往復割引です。

料金は28,900円で、通常料金よりも1,180円安くなります。

通年、そして終日利用が可能です。

ただし、東京駅と博多駅の2点間のみでしか利用できません。

第4位 スマートEX

会員登録必要(年会費不要)
購入場所インターネット
子供料金あり
利用人数1名~OK
利用期間通年

第4位は、スマートEXです。

これは、スマートEXの基本商品。

料金は、通常の片道の価格から200円引きの29,880円です。

飛行機と組み合わせて利用するならば、効力を発揮する商品になります。

通年・終日利用が可能ですが、東京駅と博多駅の2点間のみの利用に限定されます。

ただし、往復割引には対応していないので注意してください。

第5位 在来線との乗継割引

第5位は、新幹線と在来線との乗継割引です。

東京から博多に向かう場合は、おすすめの乗り方が2つあります。

①「サンライズ瀬戸・出雲」の「ノビノビ座席」と「みずほ601号」のグリーン車を岡山で乗り継ぐ場合

「サンライズ瀬戸・出雲」の「ノビノビ座席」と「みずほ601号」のグリーン車を岡山で乗り継ぐと、料金の合計は26,180円です。

こちらは「ノビノビ座席」を利用した場合ですが、「ノビノビ座席」は60席しかありません。

②「サンライズ瀬戸・出雲」の「シングル」と「みずほ601号」の普通車指定席を岡山にて乗り継ぐ場合

「サンライズ瀬戸・出雲」の「シングル」と「みずほ601号」の普通車指定席を岡山にて乗り継ぐと、合計金額は28,370円になります。

「サンライズ瀬戸・出雲」で最も数が多いのは、個室寝台の「シングル」です。

普通車の座席4席分くらいの客室面積があり、2階建て車両なので上下空間にも余裕があります。

快適さは「ノビノビ座席」とは比べ物にならないくらい良いです。

ただ、寝台料金は割引の対象外になりますので、ご注意を!

上記の①「ノビノビ座席」+グリーン車と、②「シングル」+普通車指定席では、合計金額の差は2,520円です。

これを高いと見るか安いと見るかは評価が分かれるでしょう。

ですが、乗車時間の長さなどを考えれば「シングル」利用をおすすめしたいです。

その分、「乗継割引」における新幹線グリーン車のランクは低くせざるを得ないでしょう。

以上が、グリーン車指定席でのおすすめベスト5です。

最後に、ビジネス利用向け、安さ重視、ファミリー向けなど、部門別のランキングをまとめました。

こちらも順番に紹介していきますね。

部門別 割引切符ランキング

こちらでは、下記の3つの部門別におすすめの乗車方法のランキングを紹介していきます。

  • ビジネス利用者向け
  • 安さ重視の方向け
  • ファミリー向け

それでは、順番に見ていきましょう。

ビジネス利用者向け

順位切符の種類料金割引額
在来線との乗継割引21,070円1,880円
e特急券21,320円1,630円
回数券21,360円1,590円

はじめに、出張などビジネスで新幹線を利用する方向けにおすすめの乗車方法をランク付けしました。

第1位から順番に解説しますね。

第1位 在来線との乗継割引

第1位は、在来線との乗継割引です。

ビジネス利用で新幹線に乗る場合、飛行機に正面から対抗するには、この方法がベストです。

東京~博多間は新幹線の所要時間が長い上に、福岡空港の立地条件が良いため、飛行機の利用が9割と言われています。

不利な立場の新幹線ですが、時間面で唯一対抗できる手段が、「サンライズ瀬戸・出雲」と「みずほ」の乗継といえるでしょう。

この方法を活用すれば、東京駅を飛行機の最終便の後に出発し、翌朝の始発便とほぼ同じ時刻に博多駅に到着できます。

また、博多駅を最終便とほぼ同時刻に出発し、翌朝の始発便より早く東京駅に到着できます。

一番のメリットは、寝台特急のため車内で快適に過ごせる点でしょう。

早朝または深夜の乗継を伴うため、ファミリー層には不向きですが、ビジネス利用なら問題ないはずです。

第2位 e特急券

会員登録必要(年会費1,080円)
購入場所インターネット
子供料金あり
利用人数1名~OK
利用期間通年

第2位は、エクスプレス予約のe特急券

年会費(税込み1080円)は必要ですが、最も混雑する時期にも「のぞみ」を終日利用できるのは嬉しい点ですね!

「急ぐ」場合には、希望する列車にできるだけ「早く」乗車することも重要なので、制約なく利用できるこの商品が第2位です。

第3位 回数券

会員登録不要
購入場所JR駅窓口
自動券売機
金券ショップ
子供料金あり
利用人数1名~OK
利用期間設定除外日あり

第3位は、回数券です。

「のぞみ」の普通車指定席を利用できます。

帰省シーズンの最も混雑する時期には使用できません。

ですが、ビジネスでの利用には問題ないでしょう。

続いて、安さを最優先に考えている方向けのランキングです。

安さ重視の方向け

安さ重視で考えている人に、おすすめのベスト4をお伝えしていきましょう。

順位切符の種類料金割引額
EX早特(土休日)17,000円5,950円
EX早特(平日)17,400円5,550円
在来線との乗継割引19,680円3,270円
4位e特急券19,930円3,020円

ベスト1からひとつずつ見ていきましょう。

第1位 EX早特(土休日)

会員登録必要(年会費不要)
購入場所インターネット
子供料金あり
利用人数1名~OK
利用期間設定除外日あり

第1位は、スマートEXのEX早特の土休日の切符です。

料金は17,000円で、割引額も5,950円と一番お得になっています。

スマートEXなので年会費も無料な点も嬉しいですね!

1名~利用できて、子供料金の設定もあります。

ただし、土休日限定なので注意してください!

第2位 EX早特(平日)

会員登録必要(年会費不要)
購入場所インターネット
子供料金あり
利用人数1名~OK
利用期間設定除外日あり

第2位は、スマートEXのEX早特の平日の切符です。

料金は17,400円で、通常料金よりも5,550円ほど安くなります。

1位の土休日と比べると400円の差しかありません。

注意点は1位と同じです。

第3位 在来線との乗継割引

第3位は、在来線との乗継割引です。

一番安い乗継方法は、東京発ですと、東京→岡山→博多で往復割引を利用した19,680円。

通常料金よりも3,270円ほど安くなります。

博多発ですと、最安の乗継は、博多→姫路→東京で往復割引を利用した20,010円。

通常料金よりも2,940円安くなります。

第4位 e特急券

会員登録必要(年会費1,080円)
購入場所インターネット
子供料金あり
利用人数1名~OK
利用期間通年

第4位は、エクスプレス予約のe特急券

料金は19,930円で、通常料金よりも3,020円ほど安くなります。

e特急券は、利用するとポイントが貯まってグリーン車に乗れるので、値段以上の価値はあるでしょう。

以上が、安さ重視のベスト5でした。

最後に、子供連れなどのファミリー層向けのランキングベスト3を紹介しましょう。

ファミリー向け

順位切符の種類料金割引額
EX早特(グリーン車)23,880円6,200円
e特急券(グリーン車)27,800円2,280円
EX早特(普通車指定席)17,400円5,550円

第1位 EX早特(グリーン車)

会員登録必要(年会費不要)
購入場所インターネット
子供料金あり
利用人数1名~OK
利用期間設定除外日あり

第1位は、スマートEXのEX早特のグリーン車(23,880円)です。

東京~博多間は、最速の「のぞみ」でも目的地に到着するのに5時間弱もかかります。

特に、子供連れが普通車を乗り通すのは辛いでしょう。

ですから、グリーン車が最も安くなるサービスであるこの商品が第1位です。

土休日はさらにお得になり、その点でも家族旅行に適しています。

第2位 e特急券(グリーン車)

会員登録必要(年会費1,080円)
購入場所インターネット
子供料金あり
利用人数1名~OK
利用期間通年

第2位は、エクスプレス予約のe特急券グリーン車(27,800円)です

「EX早得」より高額ですが、帰省シーズンなどの最も混雑する時期にも終日利用できるのが何よりの強みでしょう。

第3位 EX早特(普通車指定席)

会員登録必要(年会費不要)
購入場所インターネット
子供料金あり
利用人数1名~OK
利用期間設定除外日あり

第3位は、スマートEXのEX早特の普通車指定席(17,400円)です。

あえて安さに徹するなら、こちらがおすすめ!

子供がある程度の年齢になっているのでしたら、選択肢に入れても良いでしょう。

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