新幹線のトリセツをご利用いただきありがとうございます。
今回は、新幹線の回数券の払い戻し方法について詳しく紹介していきます。
新幹線の回数券は、通常の切符を買うよりもお得で便利です。
しかし、急遽予定が変更になって新幹線に乗る予定が無くなった場合、払い戻しを受けたいと思うこともあるでしょう。回数券の料金を払い戻しする時にどうしたらいいのか、意外に知っている人は少ないようです。
そこで今回は、新幹線の回数券を払い戻しする方法、条件や注意点について詳しく解説したいと思います。
新幹線回数券の払戻しを受ける条件は?
JRの駅窓口で購入した新幹線の回数券の払い戻しを受ける場合、実は条件がいくつかあります。
その条件をクリアしなければ、払い戻しが受けられません。
回数券の払い戻しの条件は下記になります。
■払戻しを受けるための4つの条
- 未使用である
- 有効期限が過ぎていない
- 購入した駅または管轄内の駅で払い戻しをする
- クレジットカードで購入した場合は同じカードを持参する
それぞれの条件について説明していきましょう。
全ての新幹線回数券が未使用である
まず、全ての新幹線の回数券が未使用でなければなりません。
新幹線の回数券には、区間によって6枚綴り、4枚綴り、2枚綴りなどがあります。
それらの全てが未使用である場合に限って、払い戻しを受けることができます。
1枚でも使ってしまうと払い戻しができないので注意が必要です。また、回数券を購入した際についてくる「表紙」がありますが、払い戻しにはその表紙券も必要になります。
切符ではないので、つい捨ててしまいがちですが、使い始めるまでは必ず取っておくようにしましょう。
有効期限内である
回数券の払い戻しを受けるには、有効期限内であることが必要です。回数券には、有効期限が印字されています。
有効期限は3か月のものがほとんど。
この有効期限に記載されている有効日当日までなら、払い戻しをすることができます。
ただし、もしその期間に、回数券を利用できない期間(ゴールデンウイークやお盆、正月などの繁忙期)が含まれている場合は、その期間は延長されているので安心してください。
購入した駅または管轄内の駅で払い戻しをする
新幹線の回数券を実際に購入した駅、または管轄内の駅でのみで払い戻しを受けることができます。
購入した駅名は、回数券の表紙および券本体に印字されていますので、可能でしたら購入した駅で払い戻しをするようにしましょう。
新幹線の回数券は、JR東日本、JR東海、JR西日本のいずれかが管轄となっています。
この管轄内の駅でしたら、払い戻しをうけることができます。例えば、東京~新大阪間でしたらJR東海の管轄ですから、JR東海のいずれかの駅で払い戻しを受けましょう。
ただ、注意点があります。
それは、東京~広島間など、JR東海とJR西日本の2つの管轄を要する場合は、購入した駅でなければ払い戻しができません。
ですので、管轄をまたぐときは気を付けてください。
クレジットカードで購入した場合は、購入時のカードを持参する
新幹線回数券を購入する際に、クレジットカードを利用した場合は、必ず購入時に使用したクレジットカードを持参しましょう。
購入したクレジットカードでないと払い戻しができませんので、注意してください!
カードで購入したかどうかわからない場合は、回数券を見ると、「C制」と印字されていますので、それで判断できます。
続いて、回数券の払い戻しの方法を見ていきましょう。
新幹線回数券の払い戻し方法は?
ここからは、実際にどのように回数券の払い戻しをすればいいのか説明していきましょう。
払い戻し方法は、次のように購入した際の方法によって違います。
- 現金
- クレジットカード決済
まずは現金で購入した場合の払い戻し方法から見ていきます。
現金で購入した場合
現金で新幹線の回数券を購入した場合は、払い戻しに必要なものが2つあります。
それがこちらです。
- 新幹線回数券の表紙
- 新幹線回数券(全券片)
この2つを持って、回数券を購入した窓口に行き、「回数券の払い戻しをお願いします」と言うだけですから簡単ですね。
特に用紙を書く必要も、身分証を提示する必要もありません。購入時の領収書なども不要です。
現金で払い戻してくれます。
ただし、その際に払い戻し手数料が1セットあたり220円かかりますので注意しましょう。現金の場合は、手数料を差し引いた金額が払い戻されます。
次に、クレジットカードで購入した場合の方法について説明します。
クレジットカードで購入した場合
クレジットカードで新幹線回数券を購入した場合は、払い戻しに必要なものが3つあります。
以下をご覧ください。
- 新幹線回数券の表紙
- 新幹線回数券(全券片)
- 購入時に使用したクレジットカード
クレジットカードで購入した回数券の代金は、クレジットカードで返金されます。
払い戻しの際に必ずクレジットカードが必要になるのはそのためです。現金での返金はできませんのでご注意ください。
クレジットカードには、マイナスの請求もありますので、払い戻しの金額をマイナスとして請求されます。
カードの明細書にも記載されますので安心です。注意点は、クレジットカードで購入した場合は、購入した駅でなければ払い戻しができないこと。
購入した駅名は、回数券の表紙および券本体に印字されています。
クレジットカードでの払い戻しでも、手数料は220円かかります。この場合は払い戻し金額から差し引かれるのではなく、手数料のみを別途支払うことになります。
払い戻し手数料は、現金でもカードでも支払い可能です。
ここまでは、JRの駅窓口で回数券を購入した時の、払い戻しの条件と方法を説明してきました。実は、新幹線の回数券は、JRの駅窓口以外でも購入することができます。
続いて、旅行会社や金券ショップで回数券を購入した場合の払い戻し方法を見ていきましょう。
旅行会社で購入した場合
旅行会社で購入した新幹線回数券の払い戻しを受けるためには、JRの駅窓口で購入した場合と同様の条件があります。
払い戻しの方法も、基本的にJR駅窓口と同じです。
回数券を現金で購入した場合は、旅行会社の窓口に行き、「回数券の払い戻しをお願いします」と伝えてください。
JR東海ツアーズなど一部の旅行会社を除いて、旅行会社のほとんどがクレジットカード決済ができません。クレジットカードで決済した時も、JRの駅窓口の時と払い戻しの方法は同じです。
ただ、旅行会社によっては、若干異なることもあるかもしれませんので、心配でしたら購入した旅行会社に直接問い合わせてください。
次は、金券ショップで購入した場合です。
金券ショップで購入した場合
金券ショップで購入した新幹線回数券は、払い戻しできない店舗がほとんどです。
理由は金券ショップで販売されている回数券が、バラ売りであることがほとんどだからです。
払い戻しを受ける際の条件は、未使用であることですので、条件を満たさないのですね。それと、金券ショップで購入した回数券にも当然有効期限があります。
購入してから日数が経ってしまうと、その分だけ有効期限も消費してしまいますからね。
まれに、払い戻しができる金券ショップもあるようですので、購入時に確認しておきましょう。
まとめ
新幹線の回数券の払い戻しの条件、払い戻しの方法や注意点を紹介してきました。
回数券の払い戻しを受けるには、未使用であったり、有効期限が過ぎていないなど、すべての条件を満たさなければなりませんでしたね。
そして、払い戻しを受ける際も、現金やクレジットカード決済など、購入方法によっても払い戻しの方法は異なりました。
また、回数券を購入する場所が、JRの駅窓口か、他の旅行会社や金券ショップなどでも、若干の差がありました。
回数券をこれから払い戻ししたいと考えている方が、今回の記事を参考にしていただけたら嬉しいです。