新幹線の混雑!避けるべき時間帯・時期・車両を分かりやすく解説

  • 2019年5月27日
  • 2022年9月14日
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新幹線のトリセツをご利用いただきありがとうございます。

今回は、新幹線の混雑する時間帯、時期、車両などのお話。

在来線の電車や高速道路のように、新幹線にも混雑する時間帯、時期、車両などがあります。

しかし、条件によって混雑の状況が変化します。

例えば、平日と土休日では、混雑する時間帯が違います。

そこで、今回は新幹線の乗車時の混雑について、避けるべき時間帯、時期、車両などを分かりやすく解説したいと思います。

それでは、混雑する時間帯から見ていきましょう。

混雑する時間帯

新幹線の混雑する時間帯を★の数で表しました。

★が多いほど混雑していて、★3つが混雑のピークです。

時間帯平日土休日
始発~7時
7時~9時★★★★★
9時~12時★★★★★
12時~16時★★
16時~17時★★★★
17時~20時★★★★★
20時~21時★★★★
21時~最終

それでは、平日と土休日で混雑する時間帯を詳しく見ていきましょう。

平日

新幹線に平日に乗る時に、特に混雑するのは以下の時間帯です。

  • 7時~9時
  • 17時~20時

平日に新幹線が最も混雑するのは、通勤ラッシュである7時~9時、そして帰宅ラッシュである17時~20時あたりです。

これは、在来線の電車で混雑する時間帯とほぼ同じです。

東京、大阪などの大都市周辺では通勤や通学する客が利用するため、ラッシュ時は満席以上になります。

ただ、新幹線はエリアを限定して定期券を発売していますが、高額なこともあり、朝夕も在来線のように極端な混雑にはなりません。

ちなみに、新幹線の定期券では、原則として自由席にしか乗れません。

平日の東海道新幹線の三島発上り「こだま」は、東京着7時20分から9時07分までの列車がグリーン車を除いて全車自由席となります。

さらに、東京着8時13分から9時03分までの「のぞみ」「ひかり」の普通車指定席は、新横浜から東京まで自由席扱いになります。

これらにより、できるだけ混雑を回避しようとJRが対策をしているのですね。

新幹線の定期券については、以下の記事を参考にしてください。

続いて、土休日の混雑する時間帯を見ていきましょう。

土休日

新幹線に土日や祝日などの休日は、家族連れが多くなります。

特に混雑するのは以下の時間帯です。

  • 9時~12時

最も混雑するのは、昼間の9時~12時です。

これは、東京などの都市から地方、また地方から都市への観光客の両方が利用するため、平日とは違って昼間の時間帯の平均的な混雑率は逆に上がる傾向があります。

ただし、土曜や休日の場合は、平日のような朝夕ラッシュ時の混雑は見られません。

特に、東海道・山陽新幹線の場合は、平日のビジネス利用が多く、列車によってはむしろ土休日のほうが空いている場合もあります。

それでも土休日には、特に関東方面から京都への観光客が増えるので、それによって混雑する可能性もあることを覚えておくと良いでしょう。

次に、新幹線の混雑する時期をお伝えしますね。

混雑する時期

  • 春休み(3月21日〜4月5日)
  • GW(4月28日〜5月6日)
  • 夏休み(7月21日〜8月31日)
  • 冬休みと年末年始(12月25日〜1月10日)

1年のうちで新幹線の混雑が目立つのは、春休み、ゴールデンウィーク、夏休み、冬休みです。

これはJRが指定する「繁忙期」とほぼ重なります。

その中でも、特にお盆と年末年始の帰省シーズンが最も混雑します。

新幹線の繁忙期に関しては、以下の記事を参考にしてください。

また、繁忙期ほどではありませんが、沿線でイベントなどが開かれる場合は、通常より混雑します。

例えば、夏のイベントのひとつである京都三大祭りがあります。

5月15日に行われる葵祭、7月1日から1箇月間行われる祇園祭、10月22日に行われる時代祭では、通常よりも新幹線が混雑しやすいでしょう。

次に、新幹線で混雑しやすい車両をお伝えします。

混雑しやすい車両

新幹線で最も混雑しやすい車両は、ホームの中央付近です。

なぜなら、新幹線の駅の階段やエスカレーターは、多くの場合ホームの中央付近に設けられているから。

ですから、乗降しやすい中央寄りの車両が混雑しやすい傾向があります。

例えば、東海道・山陽新幹線の16両編成の場合を見ていきましょう。

最も混雑する車両は以下です。

【指定席】

「のぞみ」・・・7号車、11号車

「ひかり」・・・7号車

「こだま」・・・11号車

【自由席

「のぞみ」・・・3号車

「ひかり」・・・5号車

「こだま」・・・7号車

それでは、指定席、自由席の順番でひとつずつ紹介しますね。

指定席

指定席で最も混雑する車両は、ホーム中央付近である7号車と11号車です。

「のぞみ」「ひかり」は、7号車・11号車ともに指定席。

「こだま」も原則として11号車は指定席です。

16両編成の場合は、トイレなどの設備が奇数号車に配置されています。

つまり、2、4、6号車など偶数号車のほうが座席の数が多くなっています。

具体的には、1号車が65席、3号車が85席、5号車が90人、7号車が75席、2・4・6号車が各100席です。

狙い目の車両

あなたが指定席に乗る場合は、以下の車両をおすすめします。

「のぞみ」と「ひかり」・・・6号車

「こだま」・・・10号車

これらは、ホーム中央付近に近く、かつ偶数車両で座席が多いため、乗車するのに便利と言えるでしょう。

それでも、もし混雑しているようでしたら、隣の車両に移動してください。

また、混雑期に号車を指定して予約を行うと余計な手間がかかり、下手をすれば座席そのものを確保できなくなるので、注意してください。

ちなみに、最も便利な8・9・10号車が高価なグリーン車になります。

グリーン車の場合は、9号車が混雑しやすいと言われています。

自由席

自由席では、「のぞみ」は3号車、「ひかり」は5号車、「こだま」は7号車と、ホーム中央寄りの車両が混雑しやすくなります。

博多寄りの1号車から数えると、「のぞみ」は1号車~3号車、「ひかり」は1号車~5号車、「こだま」は1号車~7号車が自由席の車両となります。

自由席の場合におすすめの車両も、指定席の時と同じ考え方でOKです。

狙い目の車両

「のぞみ」・・・2号車

「ひかり」・・・4号車

「こだま」・・・6号車

ちなみに、 自由席で座ることを優先するならば、なるべく中央から遠い偶数号車の自由席を狙うと良いでしょう。

自由席は、東北・北海道新幹線の「はやぶさ」「はやて」、秋田新幹線の「こまち」、北陸新幹線の「かがやき」を除く全列車に連結されています。

そして、自由席の位置は原則として1号車寄りに固まっています

ただし、JR東日本の新幹線は、東京寄りが1号車なので注意してください。

まとめ

ここまで、新幹線で混雑しやすい時間帯、時期、車両を紹介してきました。

混雑しやすい時間帯では、平日と土休日では混雑状況が違いましたね。

平日は、通勤ラッシュ、帰宅ラッシュの時間帯が最も混雑します。

一方で、土休日では9時~12時あたりの昼間で、遊びに出かける人が多い時間帯が混雑します。

混雑しやすい時期としては、新幹線の繁忙期とほぼ同じと考えて良いでしょう。

また、混雑しやすい車両も、理由と一緒にお伝えしたので、その車両は避けることをおすすめします。

今回の記事を参考にして、あなたが新幹線に乗る時に、できるだけ混雑を避けて快適に過ごしてもらえたら嬉しいです。

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